そもそもN高等学校とは?
N高は2016年にカドカワとドワンゴが作った新しい通信制高校です。授業は全てオンラインで受けることができ、高校の卒業資格を得ることができます。
N高では普通科の科目に加え、プログラミングやサウンドクリエイターになるための授業など、発展的な科目を勉強することができます。
そのほか、部活や同好会、イベントを通じて、オンライン・オフラインの場で友達同士で交流することができます。
アメリカからロボットを遠隔操作して卒業証書授与
そんなN高等学校は今年2019年3月で、ちょうど開校3年が経ち、第1期生が卒業しました。
会場に来られない卒業生もニコニコ生放送のコメントで参加。
そしてネット参加の代表として、動画ライターとしてアメリカを取材をしていた、私あっぷるささきは、遠隔操作ロボットANA AVATARを使い参加しました。
なんと、このロボットをアメリカからパソコンで遠隔操作し、卒業証書授与に参加しました。
式のリハーサルでは、どのタイミングで卒業証書を受け取るか、方向転換するかなどを綿密に調整し、いざ本番……!
本番では、トラブルもなく移動することができ、ロボットを通じて校長先生から卒業証書を受け取り、皆様の前でコメントをすことができました。
遠隔とはいえ、やっぱり緊張しました……でも、終わった後は、ホッとすると同時に、こうしてテクノロジーを使えば、世界中のどこにいても学ぶことができ、学校を卒業することができるんだなあとしみじみ感じました。
式典には、卒業証書授与、校歌斉唱のほか、iPS細胞の山中教授からのビデオメッセージや、DA PUMPの生中継によるサプライズ出演など、他の高校にはないプログラムが盛りだくさんでした。
こうして、自分のやりたいことをしながら、学ぶことができるのは、テクノロジーだけではなく、友達や学校の先生、そして何よりも自分を信じて環境を作ってくれた親のおかげだと感じています。本当にありがとうございました。
N高開校当初、ネットで様々な不安な声や批判的な声が見受けられました。しかし、こうして開校から3年が経ち、学校内外での生徒の様々な活躍もあり、好意的な意見も増えてきたと感じています。
私は多様な時代だからこそ、教育のあり方も多様であるべきだと思います。
今後のN高生の活躍に期待しつつ、私自身も、これから更に頑張っていきたいと思います。